根菜スープ

本日は冬至。柚風呂とカボチャを食べる日である。カボチャのいとこ煮を食べるところもあるようだ。我が家で、いとこ煮を作ろうとしたら、カミサンが強硬に反対した「私の辞書に無いから」。美意識に反するらしい。無視して作って食べさせたら、結構お気にいりになって、時々食卓に上がるようになった。
 いとこ煮は、日本の様々な場所にあって、作り方もまちまちなようだ。インターネットで検索すると昆布と干し椎茸のダシ汁に砂糖と小豆、根菜類、コンニャクを投入という、かなり凄いレシピもあるらしい。
 その年の畑で取れた根菜類と、めでたい時に欠かせない小豆を合わせて食べるのが、農耕社会の儀礼食の名残のようだ。
 最近、我が家の食卓によく出てくる、根菜スープも同じようなものか。こちらは、クコやローリエ、ニンニク、ショウガ、昆布、干し椎茸、干し貝柱と根菜類何でもというスープ。これが以外にいけるのだ。気取った薬膳料理とは雲泥の差だろうが、効能は大して変わらないと思うのだが。

青唐辛子の酢漬け

エスニック料理屋のテーブルにある唐辛子の酢漬け。あれはどうやって作ればよいか分からなかった。調べてみたら意外に簡単。一番簡単なのは、唐辛子をよく洗って、ザクザク切って、酢に砂糖を加えた液につけ込み、冷蔵庫で保存すればよいという。
 もう少し凝ると、青唐辛子(やや大ぶりなもの)を輪切りにて、種をとり、ひとゆでした後、寿司酢につけ込む。保存容器は煮沸しておくと長持ちするらしい。
 漬けた翌日には食べられる。あまり食塩を使わない(寿司酢には含有)のに、ご飯のおかずになる。酢は、できればマイルドなものの方が、美味しいようだ。
 唐辛子を切るとき、ゴム手袋、マスク、水中めがねは必須。素手で切った私は、一日中紅葉のお手々になってしまい、ステロイド軟膏のお世話になった。
 おそろべし、唐辛子の威力。

青汁

 健康にいいからと、家人が冷凍青汁を買ってきた。1回分約100gの小分けの冷凍になっていて、100円/袋。味は、ケールというキャベツ、ブロッコリーの原種の汁、実に青臭くてうまい。子どもの好きなエリック、カールの絵本の青虫君になった気分。
 おまけに、結構扱いが面倒なのである。頃合いの解凍というのが難しい。早すぎれば、青汁シャーベットが、しっかり口に残る。溶けすぎて、生ぬるくなると、一杯飲んで口中に広がる風味は、小学生の時にやったウサギ小屋の掃除当番の際堪能した、青臭さとよく似ている。
 見てくれは、夏の霞ヶ浦や琵琶湖に広がる「アオコ」とみたいな深緑。こんな色をした湖があれば、とてもおよぎたいと思わない。
 さすがにメーカーは、あれこれレシピを考えて、webに掲載している。青汁にウオッカジンジャーエールを入れた、「草原ウオッカソーダ」という、怖ろしそうなレシピもあった。
 はらぺこ青虫君は、飽食の果て腹痛になって、あわてて葉っぱをたべて、お腹を回復させるのだが、私にはどんな薬効があるのだろうか。

本屋対決

家から車で10分ほどの駅前に、新しいショッピングセンターが出来た。核施設は、12スクリーンのシネコンと、700坪40万冊の在庫があるという大型書店、食品スーパーなど。ペデストリアンデッキでつながった700m先(徒歩10分)の駅前にも、夜12時までやっていて在庫80万冊という超大型書店もあるので、本探しは大幅に楽になった。なんでこんな田舎に、大型書店戦争が起きたのかよく分からないが、これまで人口の割に書店や映画館が少ない(そういうのは東京で買ったり見たりするものだった?)ので、進出余地があったためか。
 書店の開店祝いの景品は、ハリーポッターの表紙をデザインしたトートバッグ。家人は早起きして、もらいに出かけた。
 両書店の間には、椅子がよく禁煙、喫煙が完全分離されたTULLYSもあるので、立ち読みだけで1日つぶせるか(笑)。

朝の珈琲

朝のDEAN &DELUCAで

都合で家を早く出て、勤め先の駅に早めに到着。駅周辺のいくつかの珈琲ハウスの中から、お気に入りの店で一休み。ゆっくり朝刊読んで、まだ時間があると英字紙を電子辞書頼りに、ちょろちょろ読む。季節はまだアイス珈琲が美味しい時期。結構贅沢な時間の使い方。明日は、文庫本の誰かの日記でも鞄に入れてくるか。

グリーンカレー

SAABさんのタイ土産のグリーンカレーを作る。具は定番の茄子、鶏肉、竹の子。仕上げにナンプラーとレモン汁を加える。ちょっとモノ足りないの、シーフードMIXも加えやや豪華に。ビールが進む進む。前日、幕張のホテルのセミナーで、午前2時過ぎまでお付きあいして遅かったので、そのままばったり寝てしまう。

セーラー服

斎藤和弘VOGUE NIPPON編集長の日記が同誌のメールマガジンに出ているが、おもしろいので、クリッピングしておく。
◆8月26日(木)
 朝から青山のレストラン「笄櫻泉堂」でBSフジの番組の収録。元米米
 ラブの石井竜也さんと対談する。収録前にメイクをされて少々戸惑う。
 石井さんは、かなり真面目な人である。終わって、ニナリッチ・ウォッ
 チのメイ社長が来社。夕方、突然社長室にセーラー服姿の編集部員が乱
 入してくる。あ、今日は49歳の誕生日であった。昨年に続きコスプレ。
 今年は、マツケンサンバ松平健が着ている本物の金色の着物を着せら
 れる。もちろんメイク、ヅラ付き。今日2度目のファンデーションであ
 る。会場の会議室には、年齢を超越したセーラー服の軍団。ビデオレタ
 ーで寄せられたファッション・ブランドのPRの方々のお祝いを謹んで拝
 聴する。夜、表参道でパルファン・クリスチャン・ディオールの香水発
 表パーティ。屋上が気持ちいい。

ファッション関係者得意の「馬鹿」騒ぎである。記念写真が見てみたいものである。

バブル華やかし頃、浦安のホテルでブラックタイのパーティがあり、各誌の編集者がこぞって着飾り、主催者差し回しのバスに乗ったところ、どうみてもキャバレーのホステスとウエイターにしか見えず、高速道路で併走するトラックの運転手に冷やかされたという話を、ファッション評論家に聞いたものだが、最近は編集者も正装が似合う位進化したのだろうか。