根菜スープ

本日は冬至。柚風呂とカボチャを食べる日である。カボチャのいとこ煮を食べるところもあるようだ。我が家で、いとこ煮を作ろうとしたら、カミサンが強硬に反対した「私の辞書に無いから」。美意識に反するらしい。無視して作って食べさせたら、結構お気にいりになって、時々食卓に上がるようになった。
 いとこ煮は、日本の様々な場所にあって、作り方もまちまちなようだ。インターネットで検索すると昆布と干し椎茸のダシ汁に砂糖と小豆、根菜類、コンニャクを投入という、かなり凄いレシピもあるらしい。
 その年の畑で取れた根菜類と、めでたい時に欠かせない小豆を合わせて食べるのが、農耕社会の儀礼食の名残のようだ。
 最近、我が家の食卓によく出てくる、根菜スープも同じようなものか。こちらは、クコやローリエ、ニンニク、ショウガ、昆布、干し椎茸、干し貝柱と根菜類何でもというスープ。これが以外にいけるのだ。気取った薬膳料理とは雲泥の差だろうが、効能は大して変わらないと思うのだが。