青汁

 健康にいいからと、家人が冷凍青汁を買ってきた。1回分約100gの小分けの冷凍になっていて、100円/袋。味は、ケールというキャベツ、ブロッコリーの原種の汁、実に青臭くてうまい。子どもの好きなエリック、カールの絵本の青虫君になった気分。
 おまけに、結構扱いが面倒なのである。頃合いの解凍というのが難しい。早すぎれば、青汁シャーベットが、しっかり口に残る。溶けすぎて、生ぬるくなると、一杯飲んで口中に広がる風味は、小学生の時にやったウサギ小屋の掃除当番の際堪能した、青臭さとよく似ている。
 見てくれは、夏の霞ヶ浦や琵琶湖に広がる「アオコ」とみたいな深緑。こんな色をした湖があれば、とてもおよぎたいと思わない。
 さすがにメーカーは、あれこれレシピを考えて、webに掲載している。青汁にウオッカジンジャーエールを入れた、「草原ウオッカソーダ」という、怖ろしそうなレシピもあった。
 はらぺこ青虫君は、飽食の果て腹痛になって、あわてて葉っぱをたべて、お腹を回復させるのだが、私にはどんな薬効があるのだろうか。