赤毛のアンと「かくも激しき希望の歳月」

夕方の通勤電車、女子高のバレー部員の少女(鞄でわかる)が乗ってくる。はちきれんばかりに詰め込んだ鞄から、まずはパンを取り出し、一口、二口食べて腹ごしらえ。その後取り出したのは、「赤毛のアン」シリーズのハードガヴァー1冊。脇目もふらず読みふける。なにかとても懐かしいものをみたような気がする。オイラも読むか、赤毛のアン。夕刊の岩波書店の広告に、海老坂武「かくも激しき希望の歳月 1966〜1972」ラディカルな志を懐にこの歳月をしのぎ、熱く生きた者のみに可能な真摯なる時代の証言!ということである。うーむ海老坂さんは、おいくつになられたのか。